年俸制の人の残業代は

年俸制の人は残業代が出ないことが多いのは事実ですが、これは給料を年俸制でもらっているからという理由ではなくて、単に年俸制の人は管理や監督の仕事、つまり管理職についている人が多いからという理由にすぎません。

今まで減給制で給料をもらっていた人が、特に仕事内容も責任も全く変わらないのに年俸になったとたんに残業代が出なくなるというのはおかしな話です。ただし、月給制の場合でも年俸の場合でも、給料にもとから一定の残業代が固定部分として含まれているという仕組みにすることは可能です。

固定残業制などと呼ばれています。この制度の場合は、固定部分までの残業については既にもらっていることになるのですからそれと別にもらうようなことができないのは当然です。ただ、固定部分というのはどれくらいの金額で、どれくらいの残業時間に相当するものなのかが明確にされている必要があります。

単に残業代を含むなどと規定されているだけでは何の意味もありませんし、1か月あたり20時間の残業を含むとか、年俸のうち例えば50万円分は残業部分ですという規定もまだ不十分です。年俸のうち、1か月あたり20時間、年に240時間分の残業として50万円分を含むというように明確に規定しなければなりません。

この場合、残業が1か月あたり20時間までならばその分の手当ては既に支払われているわけですから追加請求することはできませんが、20時間を超えたのならば超えた分は追加で請求できるのです。

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